研究課題
基盤研究(C)
カモシカと餌資源の競合するシカの増加が原因で、カモシカの個体数の減少や生息地域の変化が生じている可能性が指摘されている。そこで、両種が同所的に生息する地域において、両種の生息状況および餌資源との関連を検証した。その結果、シカの高密度生息地域では、カモシカの生息密度が減少していることが示された。さらに、餌資源として利用可能な草本層に加えて低木層の植物が一定量以下に減少した場合に、カモシカの減少が顕著になる可能性が示唆された。
野生動物管理学、動物栄養学