研究課題/領域番号 |
19K06188
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分40030:水圏生産科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
関 清彦 佐賀大学, 農学部, 講師 (00264151)
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研究分担者 |
濱 洋一郎 佐賀大学, 農学部, 教授 (00243999)
永野 幸生 佐賀大学, 総合分析実験センター, 准教授 (00263038)
川村 嘉応 佐賀大学, 農学部, 招へい教授 (30601603)
後藤 正利 佐賀大学, 農学部, 教授 (90274521)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | スサビノリ / プロトプラスト / ポルフィラナーゼ / キシラナーゼ / マンナナーゼ |
研究成果の概要 |
海水温上昇等の環境変化への即応手法である海苔新品種の迅速作出法の作出をめざし、ゲノム科学等の先端技術を活用した海苔プロトプラスト作成技術の再興と簡便化に取り組んだ。酵素生産菌のゲノム解析、DFASTによる酵素遺伝子情報の取得、人工遺伝子合成を用いた発現プラスミド作成および組換え酵素発現により、簡便にそして短期間に酵素活性の安定したプロトプラスト作成酵素を取得することが可能になった。 海苔プロトプラストを用いたゲノム編集基盤整備を進め,佐賀大学で解析した海苔ゲノム情報をもとに有用な形質を導入した海苔新品種の作出を期待する。
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自由記述の分野 |
応用生物科学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
持続的な栽培が可能で環境変化に強い海苔新品種作出のための分子育種法の開発が期待されている。しかし海苔育種へのゲノム科学をとりいれた先端技術は確立されておらず、育種学的な分子レベルでの研究は大きく遅れている。ノリプロトプラストを利用できれば、細胞融合による新品種開発につながる他、ゲノム編集に応用可能なDNA/RNA/タンパク質の導入法開発にも道が開かれる。本研究で短期間に酵素活性の安定したプロトプラスト作成酵素を取得することが可能になり、また葉状体再生率の高いプロトプラストを作成できるようになったことは、海苔の分子育種法の開発に貢献すると期待される。
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