研究課題/領域番号 |
19K06252
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分41010:食料農業経済関連
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研究機関 | 筑波学院大学 (2021-2022) ノースアジア大学 (2020) 岐阜大学 (2019) |
研究代表者 |
荒幡 克己 筑波学院大学, 経営情報学部, 教授 (90293547)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | デカップリング政策 / アメリカ作物収入保険 / EU粗放化農業政策 / 米生産調整政策 / 転作作物の生産振興 / 消費者負担型農政から財政負担型農政へ / degree of decoupling |
研究成果の概要 |
アメリカ、ヨーロッパでは、1970年代に勃発した世界食料危機により、各国が農産物の増産に走り、1980年代に過剰が深刻化した。1994年のURガット交渉以降の世界の農政は、まさしく過剰との闘いであった。2010年代半ばにようやくそれは収束に至った。かくして始まったポスト過剰時代の農政について、本研究は詳しく分析した。例えば、デカップリングからカップリング支払いは、この流れである。しかし、日本では、まだ対応が遅れている。本研究では、これらを分野別に明らかにした。
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自由記述の分野 |
農業経済学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で行ったdegree of decouplingの概念の日本の農業政策への適用と分析考察は、政策手段別の効率性等を数量的客観的に比較する上で、有効な指標となり得る。また、アメリカ農政での財政負担型農政から消費者負担型農政への逆回帰は、日本の農政の転換方向として、極めて示唆に富む、重要な論点である。
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