研究課題/領域番号 |
19K06257
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
片野 洋平 明治大学, 農学部, 専任准教授 (00407347)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 地域政策 / 社会問題 / 環境政策 |
研究実績の概要 |
日本国内の山林の私的所有の内、単独所有者による放置山林は所有者不明の土地問題と共に課題であった。しかし、近年の政策の展開により次第にその問題の道筋はついてきたようにも見える。本研究では、共有の放置山林問題について、その実態を把握し、解消の道筋を明らかにすることを目標としている。 本研究課題を実施する過程で、パンデミックや家庭内労働の変化等もあり、研究上大きな問題を抱えていたが、課題を抱えながらも研究を進めてきた。具体的には、ミネルバ書房と書籍契約を結び、これまでの放置山林のおよび共有林の解消という課題に対して、研究成果をまとめることができた。現在、初校を提出し、今後は2023年度内にいくつかの修正を行い出版する予定である。2023年度は、この書籍の出版に全力を尽くすことになる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
上述したように、パンデミックおよび家庭における家事育児労働が増えたため、想定通りには研究は進んでいない。2023年度は、パンデミックは終息に向かいつつある感触を得ているので、これまでの遅れを取り戻す予定である。、
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、出版社に提出した書籍原稿を修正しきちんと出版すること。分析中の結果を学会報告し、論文として提出することを目標とする。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ由来の社会情勢の変化および子育てによる労働環境の変化により、想定通りに研究を進めることができなかった。
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