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2024 年度 研究成果報告書

東南アジア型農産物バリューチェーン解明に向けたゲーム論ベースの研究体系構築の試み

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06258
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分41010:食料農業経済関連
研究機関九州大学

研究代表者

森高 正博  九州大学, 農学研究院, 教授 (20423585)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード農産物バリューチェーン / 契約農業 / ダブルモラルハザード / 因果ダイアグラム / 契約理論 / 多属性効用関数 / 支配型AHP / 東南アジア
研究成果の概要

契約農業を起点とした農産物バリューチェーン解明に向けたゲーム論ベースの研究体系構築を試みた。まず、契約農業の継続性評価の枠組みとして、農家と企業双方のダブル・モラルハザードの視点が重要であることを明らかにした。また、契約の継続性を評価するために、契約設計、およびプレイヤー行動間の相互作用を視覚的に分析可能にするMHCD(モラルハザード因果ダイアグラム)を提案した。さらに、回答者負担を軽減しつつ実証研究に適用可能な「支配型AHP」の再解釈を行い、プレイヤーの多属性効用関数の定量化方法を提案した。以上、ゲーム理論をベースに、実証的なバリューチェーン評価の基礎的ツールの整備を行った。

自由記述の分野

フードシステム学

研究成果の学術的意義や社会的意義

継続可能な農産物バリューチェーンを構築する上で、契約農業が基盤となる。その際、農家および買手企業は、いずれも契約先チャネル以外の複数のチャネルをもっており、かつ需要リスク、豊凶リスク、相場リスクに直面するため、双方モラルハザードが問題となる。こうした複雑な環境下で、契約設計がアドホックに行われることで契約の継続性、ひいてはバリューチェーンの継続性が損なわれる。本研究は、現在の契約やバリューチェーンの評価を行いつつ、より効果的な契約設計を提案するための実証的な分析ツールをゲーム理論および効用理論に依拠して整備した点で、学術的、社会的意義を持つ。

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公開日: 2026-01-16  

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