研究課題/領域番号 |
19K06264
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研究機関 | 近畿大学 |
研究代表者 |
増田 忠義 近畿大学, 農学部, 准教授 (50293923)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 国際共同研究 / パイロット聞き取り調査 / 農村農家訪問調査 / NGOとの協働 / フィールドワーク / Extension Office / 州農業大学 / 交流会合 |
研究実績の概要 |
令和元年10月29日から同年11月7日までの日程で、共同研究のカウンターパートとなるオリッサ農工大学(Orissa University of Agriculture and Technology(OUAT)、オディシャ州ブバネシュワル市)とJawaharlal Nehru Krishi Vishwa Vidyalaya(マディヤ・プラデーシュ(以下MP)州農業大学(JNKVV)、MP州ジャバルプル市)の2大学および各大学の地域研究センター(Regional Research Center/Extension Office,KVK)を2-3ずつ訪問した。 OUATについてはDean(学部長)を表敬訪問し大学教員、研究員・スタッフ、学生らと研究打合せ・意見交換・交流した。JNKVVについては、Vice President(副学長、州立大学の代表)、Deanを表敬訪問し大学教員、研究員・スタッフ、学生らと研究打合せ・意見交換・交流した。またオディシャ州は農村農家調査のパートナーとなるNGO法人・VARRAT(Voluntary Association for Rural Reconstruction & Appropriate Technology)と、MP州は大学・州政府機関でもあるKVKと共に農村・農家を訪問し会合とパイロット質疑応答を行った。 オリッサ農工大学(OUAT)はベルモント・フォーラムSMARTS2プロジェクトにおける共同研究カウンターパートであった。MP州農業大学(JNKVV)はJICA技術協力「マディヤ・プラデーシュ州大豆増産プロジェクト」のカウンターパートであった。両大学とも本研究プロジェクトの研究協力者として位置付けており、研究方針・体制につき確認した。さらに各州のフィールドワーク対象地域となる農村・農家を訪問し、交流会合・パイロット聞き取り調査を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
令和元年10月29日から同年11月7日までの日程で実施した共同研究カウンターパート大学の表敬訪問(Vice President, Dean)、大学教員・研究者との研究打ち合わせ、農村農家調査のパートナーとなるNGO・Extension Officesへの訪問・交流と調査農村の選定、パイロット農村農家調査を実施し、令和2年度本調査の地ならしとして研究方針・体制の確認を行うことができたため。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウイルス感染を封じるため、インドは完全封鎖命令下にあり、インド国内での研究調査活動の実施、さらにはインドへの入国が困難な状況となっている。令和2年度上期(ゴールデンウィークか大学夏休み期間)か下期(10月下旬から11月上旬)に予定していた本調査を年度末(令和3年3月)か令和3年度中に延期せざるを得ない状況にある。 調査票の設計と確定、調査対象農村の世帯名簿作成、分析手法の確認、文献調査等をインド側研究調査カウンターパートと共に進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究補助員の都合により令和元年12月末までの勤務となったため、令和2年1-3月期に後任を雇用せず、人件費・謝金が発生しなかった。 当初より不足が危ぶまれていた令和2年度人件費・謝金予算に充当し、研究補助員の通年雇用を計画する。
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