研究課題
基盤研究(C)
サフランの柱頭組織(めしべ)は生薬・香料・染料・食品として多用されている。めしべを収穫するためには多大な労力が必要であり、植物個体から少量しか得ることができないため、本研究では、花茎組織から柱頭様組織を効率的に分化できる培養条件を明らかにした。また、柱頭様組織の分化に適した花茎組織部の光透過選抜法についても明らかにした。
植物細胞工学
これまで、サフランの柱頭組織(めしべ)を収穫するためには、広大な面積の栽培と多大な労力が必要であったが、今回明らかにした植物培養技術によって柱頭様組織を大量かつ安定かつ大量に供給できる可能性を示した。また、光透過選抜法は花茎組織から柱頭様組織の分化に必要な適切な部分を選抜するための技術となる。