研究成果の学術的意義や社会的意義 |
ヒトでは、血液型は輸血医療のみならず感染症やがんとの関連研究が注目されている。これらの研究を小動物で行うには血液型遺伝子の解析が欠かせない。そこで、本研究では血液型に関連するCMAH遺伝子の解析を行い、イヌにおいては遺伝子構造を、ネコにおいては、一部遺伝子の違いと腫瘍培養細胞との関連、輸血不適合の原因を明らかにした。これらの結果の一部は、2編の国際的な学術雑誌に発表した(Uno Y.et.al., Canine Genet Epidemiol., 6,2019,Uno et.al. Front. Vet. Sci., 8, 2021))。本研究結果は、獣医療への貢献が期待される。
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