研究課題
基盤研究(C)
当該期間内に肺内短絡血管が確認された肺塞栓症例は認められず、短絡血管の有無と肺塞栓の関連性について検証することはできなかった。しかしその一方で、肺塞栓モデル動物において心臓カテーテル検査と心エコー検査の対比を行うことで、新しい心エコー検査の指標が心臓カテーテル検査に匹敵する程の情報を与えてくれる可能性を示すことができた。
獣医学
心エコー検査は心臓カテーテル検査に比較すると圧倒的に簡便で侵襲性が低い検査であるため、本法の普及により、獣医療における肺塞栓の診断精度の向上が期待できるとともに、災害関連疾患の1つでもある人の肺塞栓症患者のスクリーニング検査としての心エコーの精度向上に繋がる可能性が期待できる。