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2021 年度 研究成果報告書

イオウ依存型エネルギー代謝を基盤とした低酸素耐性機構の解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06537
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関大阪府立大学

研究代表者

笠松 真吾  大阪府立大学, 理学(系)研究科(研究院), 助教 (80738807)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード活性硫黄分子 / 超硫黄分子 / 低酸素
研究成果の概要

Tyrosine methyl esterを出発物質として、活性イオウ分子種検出に最適な新規アルキル化試薬N-iodoacetyl tyrosine methyl ester (TME-IAM)を合成した。TME-IAMを用いた活性イオウ分子種メタボローム解析系を構築し、低酸素耐性を持つゴールデンハムスター腎(HaK)細胞と低酸素に脆弱であるヒト腎(HEK293)細胞を解析した結果、両細胞で異なる活性イオウ分子プロファイルを示すことが分かった。これらのことから、低酸素耐性機構に活性イオウ分子種が関与している可能性が示唆された。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題で開発したTME-IAMを用いることで、これまで検出が困難であった生体試料中の活性イオウ分子種を正確に検出することを可能となる。活性イオウ分子種は強力な抗酸化活性やレドックスシグナル制御活性を示すことが知られていることから、本検出試薬を用いた活性イオウ分子種メタボーム解析系は、酸化ストレス関連疾患や、がんなどの疾病・病態における活性イオウ分子種の生物学的意義を解析する上で非常に有用であると期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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