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2022 年度 研究成果報告書

出芽酵母カルシウムチャネルの制御サブユニットの翻訳開始コドン選択機構と膜輸送機構

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06539
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関東京学芸大学

研究代表者

飯田 秀利  東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (70124435)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード細胞内タンパク質輸送機構 / Nグリコシル化 / シグナルペプチド / カルシウムチャネル / 出芽酵母 / 小胞体
研究成果の概要

本研究は、出芽酵母のカルシウムチャネルの制御サブユニットMid1を用いて翻訳開始コドン選択機構と膜輸送機構を解明することを目的とする。Mid1は、そのN末端に小胞体(ER)内腔に入るためのシグナル配列(N-SP)をもつ。我々はMid1がN-SPだけでなくC末端にシグナルペプチド(C-SP)をもつことを示唆するデータを得た。そこで、本研究では、(1) C-SPのアミノ酸配列はどこからどこまでか、(2) どのような状況下でC-SPがはたらくのか、 ということを調べた。その結果、(1)の方については最終的な解明に近づいた。(2)については未だ初期段階であり、今後の更なる研究が必要な状況である。

自由記述の分野

分子生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞質で合成されたタンパク質が細胞膜上または細胞外に輸送されるには、教科書的には、そのタンパク質のN末端にシグナルペプチドと呼ばれる約20個のアミノ酸残基からなる領域(N-SP)が必要である。酵母のMid1タンパク質はそのN-SPが無くても細胞膜まで到達できることを、我々は発見した。さらに、その到達ができる理由はMid1のC末端に第2のシグナルペプチド(C-SP)と呼ぶべき領域があることも発見した。本研究によりその領域を厳密に決めることができ、どのような生理条件の時にC-SPが使われるのかを明らかにできれば、タンパク質の細胞内輸送の制御機構に全く新しい概念を打ち立てることができる。

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公開日: 2024-01-30  

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