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2021 年度 研究成果報告書

疾患モデル動物を活用した凝集タンパク質の形成機構とその抑制因子の機能解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06552
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43030:機能生物化学関連
研究機関県立広島大学 (2020-2021)
有明工業高等専門学校 (2019)

研究代表者

伊原 伸治  県立広島大学, 生物資源科学部, 教授 (70373272)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードモデル生物 / 凝集タンパク質 / 小胞体
研究成果の概要

凝集タンパク質が減少するサプレッサースクリーニングによって樹立したERdj-5の局在の観察を行い、ERdj-5が小胞体ストレスに応じて、咽頭、体壁筋肉、腸で強い発現が誘導されることを明らかにした。またサプレッサー変異により凝集タンパク質の過剰なジスルフィド結合が謙虚に減少することが明らかになった。さらに凝集タンパク質に対して、ERdj-5の応答性を調べた結果、ERdj-5はこれらの凝集タンパク質に応答して、その発現が増強すること、さらに凝集タンパク質に組み込まれることを明らかにした。

自由記述の分野

細胞生物学

研究成果の学術的意義や社会的意義

細胞ストレスを引き起こす外的要因(紫外線、活性酸素等)は、凝集タンパク質の形成を誘導する事から、神経変性疾患の発症に関与している。神経変性疾患の発症原因の探索、その病態の軽減は、健全な高齢化社会の実現のために喫緊の研究課題である。小胞体ジスルフィド還元酵素ERdj-5は、その凝集タンパク質で過剰に形成されるジスルフィド結合を開裂させる酵素であり、その細胞ストレス応答性やストレスに対する局在変動、凝集タンパク質に対する基質特異性を明らかにしたことは、神経変性疾患の主要因である凝集タンパク質の解消につながることが期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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