研究課題/領域番号 |
19K06574
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分43030:機能生物化学関連
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
東元 祐一郎 久留米大学, 医学部, 教授 (40352124)
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研究分担者 |
坂口 達也 久留米大学, 医学部, 助教 (00757031)
松井 孝憲 久留米大学, 医学部, 准教授 (10425233)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 翻訳後修飾 / 一酸化炭素 / 核移行シグナル |
研究成果の概要 |
ヘムオキシゲナーゼ(HO)は内因性一酸化炭素合成酵素として着目されている。HOは本来ミクロソーム酵素であるが、各種細胞内小器官において局在することを明らかにした。特に各種腫瘍細胞において、核内に局在するヘムオキシゲナーゼの存在が確認された。その核内に局在するヘムオキシゲナーゼは、C末端が排除されていること、複数のリジン残基がアセチル化されていること、複数の転写因子と相互作用していることを明らかにした。
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自由記述の分野 |
生化学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一酸化炭素は生体毒として知られているが、生体内においても常時生じている。そのCO産出酵素の活性は厳密にコントロールされていると考えられているが、その詳細な制御機構は不明である。今回の研究結果において、CO産出酵素が各種癌細胞において核内に強発現していることを明らかにした。またその核内に局在するCO産出酵素は様々な翻訳後修飾を受けており、その翻訳後修飾の制御破綻が、がん増殖能と深く関係していることを明らかにした。
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