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2021 年度 研究成果報告書

真空紫外円二色性と直線二色性法による膜結合蛋白質の精密構造解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06587
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43040:生物物理学関連
研究機関広島大学

研究代表者

松尾 光一  広島大学, 放射光科学研究センター, 准教授 (40403620)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード放射光 / 円二色性 / タンパク質 / 生体膜 / ミエリン / 抗菌性ペプチド / 直線二色性 / 分子動力学
研究成果の概要

タンパク質と生体膜との相互作用は、様々な生命現象と密接に関連している。これら生命現象のメカニズムの理解には、膜に結合したタンパク質の構造解析が重要である。本研究では、リポソーム生体膜存在下など様々な条件下で構造解析が可能な真空紫外円二色性(VUVCD)法を用いて、α1酸性糖タンパク質、ミエリン塩基性タンパク質、抗菌性ペプチドの構造-機能相関について調査した。VUVCD法は、生体膜に結合したタンパク質の構造を調べる上で有効であり、他の実験的(直線二色性や蛍光異方性等)・理論的(分子動力学等)手法を組み合わせることで、膜結合タンパク質の構造-機能相関の理解に重要な知見を与えることが分かった。

自由記述の分野

生物物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は、蛋白質が細胞膜と相互作用することで起こる健康や疾患に関係する様々な生命機能のメカニズムを分子レベルで追跡する手法の構築に寄与した点で、学術的意義がある。本手法は、細胞内への物質輸送やパーキンソン病などの疾病メカニズムを解明するための基礎的なデータを提供することができ、将来は健康促進や治療戦略に貢献すると期待される点で社会的意義がある。

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公開日: 2023-01-30  

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