研究代表者らが提唱した葉酸がデンプン非蓄積型プラスチドにおけるデンプン蓄積を抑制するというモデルの実証をめざした研究を立案し、以下の結果を得た。 (1)13株のFU耐性変異体を得た。そのうちの2つは原因遺伝子の特定が終わり、遺伝子の機能を解析中である。どちらの原因遺伝子もこれまでに機能解析が行われた例がない。アデニン耐性変異体とD8耐性変異体についても複数の変異体を単離した。(2)デンプン蓄積誘導能の有する2つの化合物を同定した。そのうちの1つ(D8)は葉酸代謝拮抗剤と考えられた。現在、論文作成中である。D8に結合するタンパク質の生成をめざしてアフィニティー担体を合成中である。
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