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2021 年度 研究成果報告書

主要な性決定遺伝子3種類をつなぐ複合型性染色体の性決定と進化

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06788
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45020:進化生物学関連
研究機関広島大学

研究代表者

三浦 郁夫  広島大学, 両生類研究センター, 准教授 (10173973)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード性染色体 / 性決定 / XY / ZW / ターンオーバー
研究成果の概要

本研究は、台湾に生息するスインホーハナサキガエルにおいて3本の染色体の転座による複合型性染色体の進化、そして、日本に生息する近縁種のコガタハナサキガエルにおいて性染色体のターンオーバー、XY型からZW型への性決定機構の変換、そして性染色体の異形化が生じたことを明らかにした。脊椎動物ではほとんど前例がないほどの短期間に生じたダイナミックな性染色体進化の全貌が明らかになった。

自由記述の分野

進化遺伝学

研究成果の学術的意義や社会的意義

性、すなわち有性生殖は、生物個体の遺伝的多様性を生み出し、生物の進化に貢献する重要な生殖様式である。また、人類を含む真核生物の起源において誕生した独特な仕組みの一つである。性やジェンダーに関する問題は近年社会問題化しており、現代の人間社会において重要な課題である。本研究は、ヒトや哺乳類の研究では知ることができない性の多様性やその進化機構に関する疑問を解決するためのヒントを与えてくれる。この意味では重要な生物学的基礎研究である。

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公開日: 2023-01-30  

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