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2019 年度 実施状況報告書

宿主や繁殖様式の変化が介在した全寄生植物キヨスミウツボの遺伝的分化過程の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K06816
研究機関ふじのくに地球環境史ミュージアム

研究代表者

早川 宗志  ふじのくに地球環境史ミュージアム, 学芸課, 主任研究員 (80783828)

研究分担者 末次 健司  神戸大学, 理学研究科, 准教授 (70748839)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード遺伝解析 / 生態解析 / 形態解析 / 全寄生植物
研究実績の概要

今年度は、次世代シーケンサーによる系統地理学的解析を行うために、キヨスミウツボの収集およびDNA抽出、MIG-Seqを実施するための前処理を行った。さらに、静岡県富士市において、現地調査を行ったものの、調査地全体がシカによると推察される被食に遭ってしまったことから、生態調査は実施できなかった。
なお、静岡県富士市のキヨスミウツボ自生地の調査中に静岡県新産かつ東限更新となるヤクシマヒメアリドオシラン(ラン科)を発見・報告した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

現地がシカによると推測される被食に遭遇したため、生態調査を実施できなかった。
DNAサンプルの整理に時間を要したため、Mi-Seqの実施には至らなかった。

今後の研究の推進方策

MIG-Seqによる遺伝解析を進め、宿主や繁殖様式の変化が介在したキヨスミウツボの遺伝的分化過程を解明する。

次年度使用額が生じた理由

本年度はMi-Seqの前処理までを実施したため、物品費が当初の予定よりも少なくなったことから、次年度使用額が生じた。
次年度の使用計画としては、本年度実施できなかったMi-Seqを実施することで、物品費および人件費・謝金として使用することで研究を進展させる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] 東限新産となる静岡県産ヤクシマヒメアリドオシラン(ラン科)2020

    • 著者名/発表者名
      早川宗志・石川美智子・佐藤政幸・末次健司
    • 雑誌名

      東海自然誌

      巻: 13 ページ: 127-130

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2021-01-27  

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