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2020 年度 実施状況報告書

宿主や繁殖様式の変化が介在した全寄生植物キヨスミウツボの遺伝的分化過程の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K06816
研究機関ふじのくに地球環境史ミュージアム

研究代表者

早川 宗志  ふじのくに地球環境史ミュージアム, 学芸課, 准教授 (80783828)

研究分担者 末次 健司  神戸大学, 理学研究科, 准教授 (70748839)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードMIG-Seq
研究実績の概要

全国13都道府県から収集した計70サンプルの全寄生植物キヨスミウツボのシリカゲル乾燥葉を用いてMIG-Seqを実施した。その結果、大きく3つのクレードに分かれる傾向が見いだされた。それぞれのクレードは、地理的な距離に由来する地域性よりもむしろ、2倍体、3倍体、4倍体という倍数性が対応していることが示唆されたが、一部サンプルの倍数性が不明であるため、今後明らかにする必要がある。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

今年度は収集したサンプルのMIG-Seqを実施したことで、全国的な遺伝的構造と倍数性の関係を明らかにすることができたため、当初計画通りに順調に進展していると判断した。

今後の研究の推進方策

得られたMIG-Seqデータの詳細な解析を行うとともに、倍数性や現地調査結果などの複数のデータを組み合わせることで、宿主や繁殖様式の変化が介在した全寄生植物キヨスミウツボにおける遺伝的分化過程の解明を行う。

次年度使用額が生じた理由

新型コロナ感染症の影響により、現地調査および学会発表などの中止があったことから、旅費の支出が減少した。その結果として次年度使用額が発生した。最終年度は現地調査やアウトリーチ活動を行うことで、効果的な研究推進を行う予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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