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2022 年度 研究成果報告書

ナメクジ類における種構成変化の要因解明にむけて

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06852
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45040:生態学および環境学関連
研究機関京都大学

研究代表者

宇高 寛子  京都大学, 理学研究科, 助教 (60534609)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード陸生軟体動物 / ナメクジ / 外来種 / 種間競争
研究成果の概要

日本のナメクジ類においても最も一般的に見られる優占種は、外来種の移入によりほんの
100年程度の短期間に2度も入れ替わるという、他の生物では見られない現象が起こっている。しかし、その過程や原因の解明は全く進んでいない。本研究では明治以前に一般的に見られていた在来種のナメクジと、1950年代に移入し現在日本中に分布しているチャコウラナメクジに注目し研究を行った。野外環境における生息環境の比較、飼育下での観察を行った。その結果少なくとも本研究で対象とした2種においては、生息環境の嗜好性に違いがあり、このことが遠因となって優占種の変化が起こったと推測れた。

自由記述の分野

動物生理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

外来種の移入による在来種や生態系への影響はさまざまな生物種で調べられているが、ナ
メクジ類は他の生物種では類を見ないほどのスピードで、目まぐるしく種構成が入れ替わっている。ナメクジ類に注目した本研究により、ナメクジ類ではすくなくとも在来種との種間競争よりも、それぞれのが嗜好する環境を考慮した防除や保護の重要性が明らかとなった。

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公開日: 2024-01-30  

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