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2020 年度 実施状況報告書

我が国に存在する「ミイラ」の現状把握と非破壊分析

研究課題

研究課題/領域番号 19K06869
研究機関独立行政法人国立科学博物館

研究代表者

坂上 和弘  独立行政法人国立科学博物館, 人類研究部, グループ長 (70333789)

研究分担者 山本 正二  一般財団法人Ai情報センター(研究グループ), 研究グループ, その他 (40302567)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード自然人類学 / ミイラ / 即身仏 / 保存科学
研究実績の概要

2020年度の研究計画としては、北陸・東北地方の即身仏調査を予定していた。あらかじめ仏寺に問い合わせ、現地調査を予定していたが、コロナ禍の影響を受け、ほぼ不可能になってしまった。したがって本研究の主目的の一つである即身仏調査が滞ってしまっている。
ただ、2020年5月、20世紀初頭に亡くなられた実業家の遺体がミイラ化して発見された際には、現地にて調査を実施し、基礎データならびにCTデータを入手している。御遺体はご家族によって火葬されているが、これらのデータを用いて現在論文を作成中である。また、2019年に新宿の遺跡から出土した一部ミイラ化した遺体に関する論文を発表した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

2019年から2020年度にかけて、即身仏の現地調査の手立てを整えていたが、コロナ禍による外出規制や感染防止のために、全ての調査が一時的に停滞してしまっている。本年度はなんとしても調査を実行したい心づもりではあるが、受け入れ先の御意向もあるため、調査実現の確実性は不明である。

今後の研究の推進方策

2019年度から行っている、全国の博物館、美術館、郷土資料館、研究機関に電話で連絡し、ミイラ標本を保管しているかどうかの確認を続ける。また、山形県の「注連寺」に安置されている「鉄門海上人」の調査に関しては、比較的実現性が高いため、実施する予定である。

次年度使用額が生じた理由

2020年度に予定していたCT撮影の費用がほとんどかからなかったため。また、コロナ禍のため、現地調査が不可能であったため。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2020

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件)

  • [雑誌論文] Material report: A patially mummified human remains excavated from the Shiroganecho site, Shinjuku-ku, Tokyo2020

    • 著者名/発表者名
      Kazuhiro Sakaue and Mari Kajigayama
    • 雑誌名

      Bulletin of the National Museum of Nature and Science Series D(Anthropology)

      巻: 46 ページ: 13-19

    • 査読あり / オープンアクセス

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公開日: 2021-12-27  

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