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2023 年度 研究成果報告書

把握運動における道具使用の有無と課題難易度の観点からみた利き手形成機序の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06874
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分45060:応用人類学関連
研究機関熊本県立大学

研究代表者

青木 朋子  熊本県立大学, 共通教育センター, 教授 (50433412)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2024-03-31
キーワード利き手 / 道具 / 把握運動 / 指 / 難易度
研究成果の概要

利き手と非利き手の運動特性の特徴を①道具の有無、②道具使用の慣れ、③課題の難易度の3つの観点から調べた。健常な右利き・左利き健常者を対象に、箸、止血用ハサミあるいは指によって、3軸フォースセンサーを配備した物体を把握し、ターゲットポジションまで移動させる課題を行い、物体に作用する3軸方向の力を測定した。3次元モーションシステム計測を用いて、物体や手指の位置情報を調べた。また、腕の筋活動も測定した。その結果、右利き者と左利き者の両方において、利き手では不慣れな道具の課題に要する時間が他の条件より長く、非利き手では使い慣れた道具に要する時間が他の条件よりも長くなること等が明らかとなった。

自由記述の分野

応用人類学

研究成果の学術的意義や社会的意義

「利き手」は人間の96%に見られる現象である。利き手は非常に身近な現象にもかかわらず、そのメカニズムはほとんど解明されていない。多くの先行研究において、利き手は非利き手よりも優れた運動能力を持つことが報告されているが、どのような運動課題において利き手と非利き手の違いが最も明確になるのかは、依然として不明である。そこで、本研究では、利き手あるいは非利き手によって、物体を把握し、移動させる課題を「道具の有無」、「使い慣れた道具とそうでない道具」、「課題の難易度」の異なる条件で行い、物体の移動に要する時間、物体や手指の位置、筋活動等を調べた。

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公開日: 2025-01-30  

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