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2021 年度 研究成果報告書

小脳苔状線維で符号化される運動命令や感覚情報の解読:複数線維の同時観察による解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K06883
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分46010:神経科学一般関連
研究機関山梨大学

研究代表者

真仁田 聡  山梨大学, 大学院総合研究部, 准教授 (80584135)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード小脳 / カルシウムイメージング / 運動
研究成果の概要

本研究の目的は、運動命令や感覚情報が小脳の苔状線維においてどのように表現されているかを明らかにすることである。まず小脳の苔状線維に特異的にカルシウムセンサーを発現するマウスを用いて苔状線維が運動に関連する活動を示すかを検討した。その結果、苔状線維は小脳の構造単位で同期して活動することが明らかになった。また苔状線維の活動は前肢やまばたきだけでなくそれ以外の運動や報酬の獲得とも相関があることが示唆された。次にマウスの到達把持運動システムの改良を行い、この装置の開発をまとめ論文として発表した。これらによって前肢による到達把持運動時における小脳の苔状線維活動を詳細に検討することが可能になった。

自由記述の分野

神経科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において、頭部固定下におけるマウスの前肢による到達把持運動システムを改良・開発した。この装置は大脳皮質や小脳における神経活動の観察と同時にマウスの前肢の運動を詳細に観察できる。そのため、より詳細に到達把持運動を実現させる神経メカニズムの解明に貢献できる。また、数ヶ月間にわたりマウスの運動を観察できるので、運動の習熟過程に関与する神経活動の解明も期待できる。

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公開日: 2023-01-30  

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