研究課題
2021年度はCOVID19の影響を受け、その飼育環境の制限により本研究にて必要となる遺伝子改変マウスを起こすことが出来なかった。そこで昨年度ナノポアシークエンスによって得られた遺伝子(未処理群で27万遺伝子座、処理群で58万遺伝子座にマッピングされた)を解析するためのプラットフォームを作成した。マッピング用のminimap2をlong read用に調整し, マッピング, FeatureCountsでリードカウント, 補正後, edgeRで発現変動遺伝子を抽出した. FDR<0.01の遺伝子を発現変動遺伝子として抽出した. これにより各遺伝子座での脱落膜化で変動するmRNAコピー数の変化ならびにExon-Intron構造の変化したスプライシングバリアント遺伝子も同定した。
3: やや遅れている
本来の目的である遺伝子改変マウスが起こせていないため。ただし、解析のプラットフォームは順調に作成できている。
今後、遺伝子改変マウスが起こせない場合にも、オレキシンニューロンが存在する視床下部外側野でのパンチアウト組織切片を作成し、それを用いたナノポアシークエンス解析を行った行く。また、培養細胞での刺激群で得られた遺伝子の機能解析をおこなっていく。
COVID19の影響を受け、遺伝子改変マウスの飼育環境の制限のため、十分な検討が出来なかったため。
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