両側上丘(中脳にあるサッケードの中枢)から小脳虫部VII葉の眼球運動関連領域への入力路を同定したが、この部位は、小脳のzebrinの縦縞模様(+)(AldolaseC(+))の領域と一致しており、対側の下オリーブ核内側副核(MAO)から登上線維入力を受けていた。 また、視覚誘導性サッケードを訓練するためのシステム(Rex Systemを導入)を構築しさらにNewRexシステムへの改良を行った。アイコイルを用いたサッケード計測ではなく、回旋運動を含めた眼球運動を記録解析するため、高速赤外線ビデオカメラ(500Hz sampling)を用いた計測法を新たに開発した。
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