本研究の目的は、マーモセットの随意的発声に寄与する、一次運動野・前運動野の神経細胞の同定と、その投射先を明らかにすることである。そこで(1)マーモセットに随意的な発声を促すための発声課題の構築、(2)1次運動野・前運動野の口腔顔面領域に対して、電気刺激を用いたマッピング、(3)運動課題を遂行中のマーモセットを用いた、一次運動野・前運動野を対象にした広域2光子イメージング計測系の構築を行った。今後は発声課題を遂行中の個体を用いて一次運動野・前運動野を対象とした広域2光子イメージング計測を行い、随意的発声に寄与する神経細胞群の同定を行う予定である。
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