エボラウイルスの感染に必須である13回膜貫通タンパク質NPC1分子の立体構造認識モノクローナル抗体の取得を目指した研究である。免疫はDNA免疫法を用い、ハイブリドーマのスクリーニングは、CRISPR/Cas9スシステムを用いたゲノム編集により樹立したNPC1 KO細胞株と親株とのdifferential screeningにより行うことで、多数の抗NPC1モノクローナル抗体の樹立に成功した。樹立した機能性抗NPC1モノクローナル抗体の性状解析を行い、複数の抗体において、エボラシュードウイルスの感染を阻止できることがわかった。
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