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2022 年度 研究成果報告書

次世代天然物ライブラリー構築を指向した生物活性フッ素化天然有機化合物

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07141
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
研究機関東京薬科大学

研究代表者

一柳 幸生  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (80218726)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード化合物ライブラリー / フッ素化 / 天然有機化合物
研究成果の概要

複雑な構造を有する生物活性天然有機化合物を基盤とする「次世代天然有機化合物ライブラリー」構築に向けて、3系統の抗腫瘍性有機化合物群として、(1)分子中に官能基を多く持つテルぺノイドである生薬アタンシに含まれるカッシノイド化合物のブルサトール類、(2)特有の反応性を示す生薬茜草根由来のRA系環状ペプチド化合物、(3)反応試薬類に敏感な官能基を持つアオツヅラフジCocculus trilobusに含まれるアルカロイド化合物のシノコクリンについて種々のフッ素化試薬を用いて、それぞれの化合物の骨格炭素原子にフッ素原子を導入したアナログを合成し、培養ヒト癌細胞株を用いて毒性評価した。

自由記述の分野

天然物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

医薬品を開発するうえで、化合物の骨格炭素上にフッ素原子を導入すると、酸化的代謝に対する安定性が向上して薬効の持続性が伸長することや、脂溶性が高まり薬物吸収が促進する効果、水素結合等による酵素との親和性の増大効果などが期待できるため、化合物のデザインとしてフッ素化アナログは一般的な手法となっている。一方、天然有機化合物由来の医薬品は臨床上多く利用されているが、天然物は複雑な構造を有するものが多く、フッ素化アナログ合成の試みは少ない。本研究では種々の抗腫瘍性天然有機化合物についてフッ素化を行い、次世代天然有機化合物ライブラリー構築の可能性を検証するものである。

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公開日: 2024-01-30  

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