散剤や丸剤で頻用される生薬21種(カンゾウ,ブクリョウ,トウキ,シャクヤク,センキュウ,ショウキョウ,ケイヒ,ソウジュツ,ジオウ,タクシャ,キキョウ,ボタンピ,チョレイ,チョウトウコウ,サイコ,トウニン,サンシュユ,サンヤク,ブシ,サンシシ,ハッカ)について,熱水及びメタノール抽出物を調製し,それらの主含有成分を明らかにした.それらの情報を基に,散剤4種(当帰芍薬散,加味逍遙散,五苓散,抑肝散),丸剤2種(桂枝茯苓丸,八味地黄丸)の熱水及びメタノール抽出物についてのHPLCを用いた成分分析を行い比較することで,散剤及び丸剤とエキス製剤の含有成分の差異を考察した.
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