研究課題/領域番号 |
19K07163
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 和歌山県立医科大学 (2021) 岡山大学 (2019-2020) |
研究代表者 |
須野 学 和歌山県立医科大学, 薬学部, 教授 (20621189)
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研究分担者 |
永坂 岳司 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (30452569)
松本 准 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 助教 (60709012)
母里 淑子 埼玉医科大学, 医学部, 講師 (70708081)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 抗EGFR薬 / ペムブロリズマブ / 副作用 / 薬物体内動態 / 遺伝子プロファイル |
研究成果の概要 |
今回の研究により,ペムブロリズマブの副作用である下痢は、ペムブロリズマブ血中濃度が高く推移した症例で発現する傾向にあることを明らかにした。ペムブロリズマブ血中濃度測定測定とともに下痢の評価を行うことは,下痢の重症化を防ぎ,ペムブロリズマブの治療継続,治療成績の向上につながり,患者のQOL維持向上が可能になると考えられる。 本研究の限界点として,症例数が少ないことが上げられる。今後は,症例数を重ね,下痢発現および重症化の要因がペムブロリズマブ血中濃度とその免疫応答にあることについて研究を展開する。
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自由記述の分野 |
医療薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,抗体医薬品パニツムマブ、セツキシマブ、ペムブロリズマブを用いた大腸癌治療において、各薬剤の血中濃度と治療効果としての生存期間、無病生存期間および副作用と各薬剤血中濃度の関連について検討した。各薬剤血中濃度と生存期間、無病生存期間に関連は認めなかった。しかし、ペムブロリズマブの副作用である下痢は、最低血中濃度が高く推移した症例で発現し、なかには入院処置を要した患者を認めた。ペムブロリズマブ最低血中濃度および下痢症状のモニタリングを行うことにより,早期に対処,重症化を防ぐことが治療継続,治療成績の向上につながり,患者のQOL維持向上が可能になると考えられる。
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