研究課題/領域番号 |
19K07167
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
伊東 弘樹 大分大学, 医学部, 教授 (50420641)
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研究分担者 |
田中 遼大 大分大学, 医学部, 准教授 (30781736)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | MR-proADM / バイオマーカー / 血液悪性腫瘍 / 発熱性好中球減少症 |
研究成果の概要 |
本研究では、発熱性好中球減少症(FN)に対して感染症を鑑別でき、かつ予後を予測できる新規バイオマーカーとしてのmid-regional pro-adrenomedullin(MR-proADM)の有用性を検討することを目的とした。本研究の対象は大分大学医学部附属病院血液内科病棟にて、造血幹細胞移植を予定している血液悪性腫瘍患者とした。22症例、24エピソードにおいて、血漿中MR-proADM濃度はFN後期のDay16が最も高値を示し、次にFN初期のDay4が高値を示した。各種パラメータの相関性を評価したとこと血漿中MR-proADM濃度は血漿中プレセプシン濃度のみと正の相関性を示した。
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自由記述の分野 |
医療薬学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本検討より、血液悪性腫瘍患者のFN発症後に血漿中MR-proADM濃度が最も高くなる時期が明らかになった。また、血液悪性腫瘍患者におけるFN発症後の血漿中MR-proADM濃度の感染症診断能および予後予測能が明らかとなることで、感染症を診断でき、かつ予後悪化を回避可能なMR-proADM濃度が算出されると期待される。そのため、本研究計画より、将来的に血液悪性腫瘍患者がFNを発症した際の広域抗菌薬による初期経験的治療の可否が血漿中MR-proADM濃度で判断できることが期待され、広域抗菌薬の「不必要使用」の減少に繋がるものと期待される。
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