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2021 年度 研究成果報告書

イオン液体・抗菌薬共内封ミセルを利用した口腔内ケアの新規治療戦略

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07169
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関和歌山県立医科大学 (2021)
静岡県立大学 (2019-2020)

研究代表者

岩尾 康範  和歌山県立医科大学, 薬学部, 教授 (30433022)

研究分担者 近藤 啓  静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10825110)
木村 晋一郎  静岡県立大学, 薬学部, 助教 (20791338)
稲井 誠  静岡県立大学, 薬学部, 講師 (20621626)
菅 敏幸  静岡県立大学, 薬学部, 教授 (10221904)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード歯周病 / バイオフィルム / オーラルケア / イオン液体 / ミセル
研究成果の概要

本研究は、口腔内細菌が形成するバイオフィルムを破壊し、歯周病及び種々の全身性関連疾患への罹患を予防するため、バイオフィルム破壊能を有するイオン液体と抗菌薬を内封したミセル製剤を開発し、新規洗口液としての可能性を追求することを目的としている。CAGEを始めとして幾つかの新しいイオン液体を非イオン性界面活性剤によりミセル化し、さらに抗菌薬クラリスロマイシンを内封させた製剤は優れた物理化学的安定性を示し、う蝕原因菌由来バイオフィルムに対して高い抗菌効果・バイオフィルム除去能を示した。今後、本製剤の口腔内疾患への応用が期待される。

自由記述の分野

DDS

研究成果の学術的意義や社会的意義

厚生労働省調査によれば、30代以上の3人に2人が歯周病に罹患していること、また歯周病は口腔内疾患に限らず、種々の全身性関連疾患罹患との関連性が強く示唆されている。したがって、歯周病の本体であるバイオフィルムを効率的に除去し、オーラルケアを達成できる優れた製剤・製品開発が喫緊の課題である。本研究は、イオン液体と抗菌薬を内封したミセル粒子は優れたバイオフィルム除去効果を示すことを初めて明らかとした。今後、本研究の応用展開が期待され、国民病である歯周病治療という側面において、社会的意義は大変大きい。

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公開日: 2023-01-30  

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