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2021 年度 研究成果報告書

脳梗塞における神経血管ユニット保護療法を指向した核酸搭載ナノバブルの開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07174
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関東京薬科大学

研究代表者

高橋 葉子 (遠藤葉子)  東京薬科大学, 薬学部, 助教 (30453806)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードナノバブル / 多糖類コーティング / 超音波 / miRNA
研究成果の概要

脳梗塞治療において、神経血管ユニット(NVU)と称される血管系・神経系両者の細胞の保護が重要と考えられている。本研究では、核酸医薬による脳梗塞治療への応用を目指し、脳の微小血管を介してNVUへと到達可能な核酸搭載超音波応答性ナノバブルの開発を行った。ナノバブル表面への核酸搭載技術として、多糖類コーティングの有用性を示し、核酸の安定性向上、超音波併用による核酸導入の効率化、高速攪拌(ミキシング)によるナノバブルのサイズ制御(平均粒子径減少と均一性向上)に成功した。これらは、全身投与を介したNVUへの核酸デリバリーに有用なナノバブル開発における基盤技術となると期待される。

自由記述の分野

薬剤学 ドラッグデリバリーシステム

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究において開発した多糖類コーティングによる核酸搭載技術は、生体内で安定性の高いアニオン性ナノバブルへ負電荷を有する核酸を搭載可能なものであり、全身投与を介した核酸治療において、標的組織や核酸の配列によらず応用可能な汎用性の高い技術と言える。また、ミキシングによるサイズ制御は、脳梗塞のみならず、微小血管を有する虚血性疾患、がんなどの核酸治療においても、標的エリアへの到達性を高める重要な技術である。本ナノバブルは超音波造影能も有していることから、これら技術の融合により、中枢神経系疾患を含め種々の疾患へ応用可能な超音波診断治療システムの構築へ繋がることから、大きな意義があると考えられる。

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公開日: 2023-01-30  

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