研究課題
基盤研究(C)
臨床現場において、抗がん剤に伴う悪心・嘔吐は患者の生活の質を著しく低下させるため、良好にコントロールする必要がある。より制吐効果が高い薬の開発は抗がん剤治療継続率、治療効果および患者の生活の質の向上に繋がることが期待される。本研究では、マウスとラットを用いた行動薬理学の実験を行い、オランザピン以外にも精神疾患領域で用いられている薬剤らが抗がん剤の吐き気止めとしても使える可能性が示唆された。
医療薬学
本研究により、臨床で問題となる抗がん剤に伴う悪心・嘔吐に対する新たなより制吐効果が高い薬の開発は抗がん剤治療継続率、治療効果および患者の生活の質の向上に繋がる。抗精神病薬は精神疾患領域で長期に渡る使用実績があり、医療経済の観点からも有意義であり、安全で有効な制吐薬として社会的意義が大きいと考える。