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2021 年度 研究成果報告書

転写メディエーター複合体の転写制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07246
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48010:解剖学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

今崎 剛  神戸大学, 医学研究科, 特命助教 (60631661)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード転写 / クライオ電子顕微鏡単粒子 / 超分子複合体 / 難溶性タンパク質
研究成果の概要

転写メディエーター複合体はRNA ポリメラーゼII (Pol II)を仲介する転写制御を行う超分子複合体である. 転写メディエーター複合体は4つのモジュール、25以上のサブユニットから構成される. そのうち4つのサブユニットから構成されるCDKモジュールは, キナーゼドメインを介してリン酸化による転写活性化, 他タンパク質との相互作用による抑制によりメディエーター機能のON/OFFを行う. 本研究では超分子複合体調製技術の開発, クライオ電子顕微鏡単粒子解析によるCDKモジュールの構造解析を行い, そのリン酸化機能の一端を明らかとした.

自由記述の分野

構造生物化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

超分子複合体は転写におけるPol II, 翻訳における Ribosome, スプライシングにおけるスプライソソームのように, 生命活動の重要な役割を担う. 組換えタンパク質発現系を用いた超分子複合体の調製方法は, それらの研究には必須であり, 本研究により開発された方法を適用可能である. CDKモジュールはPol II転写制御の重要因子であり, その分子メカニズムの解明はメディエーター機能の不全を原因とする疾患研究の土台となる.

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公開日: 2023-01-30  

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