身体活動抑制や老化による活性酸素産生や宇宙放射線被曝による悪影響は、深刻な健康問題である。そこで、これらの解消策を探る目的で、マウスおよびラットにおける老化、後肢筋活動抑制、それにX線照射が、抗重力筋であるヒラメ筋における遺伝子およびタンパク質発現に及ぼす影響およびrecombinantmanganese superoxide dismutase (rMnSOD) の腹腔内投与の効果を追求した。その結果、老化に伴う遺伝子およびタンパク質発現の変化は、rMnSOD投与により抑制された。しかし、X線照射により誘発された変化の抑制はマイナーであった。
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