研究課題/領域番号 |
19K07318
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48030:薬理学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
西村 有平 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30303720)
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研究分担者 |
白水 崇 三重大学, 医学系研究科, 助教 (00582678)
稲垣 昌樹 三重大学, 医学系研究科, 教授 (30183007)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 嚢胞腎 / 脳出血 / 一次線毛 / ゼブラフィッシュ / ドラッグリポジショニング |
研究成果の概要 |
多発性嚢胞腎は、両側の腎臓に嚢胞が無数に生じ、最終的には腎不全に至る遺伝性疾患である。現在、病態進行を抑制する治療薬が使用されているが、この治療薬の適応となる患者は限られている。多発性嚢胞腎の病態メカニズムをより詳細に解明し、新たな治療標的分子を見出すことが喫緊の課題となっている。本研究では、多発性嚢胞腎の病態と密接に関連する一次線毛に注目し、新たな病態メカニズムの解明につながる成果を得ることができた。
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自由記述の分野 |
薬理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
多発性嚢胞腎では脳出血のリスクが高くなることが臨床的に知られているが、そのメカニズム関しては不明な点が多い。本研究ではゼブラフィッシュにおいて脱ユビキチン化酵素USP8の機能が障害されると、嚢胞腎と脳出血が出現することを見出した。このメカニズムをより詳細に解析することにより、多発性嚢胞腎の病態理解の深化や、新たな治療薬開発につながることが期待できる。
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