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2022 年度 研究成果報告書

新しい翻訳後修飾「ヒスタミン化」の分子機構と機能的意義の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07320
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48030:薬理学関連
研究機関昭和大学 (2020-2022)
山口大学 (2019)

研究代表者

倉増 敦朗  昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (90302091)

研究分担者 吉村 清  昭和大学, 大学共同利用機関等の部局等, 教授 (30346564)
本田 健  山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (30457311)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードヒスタミン / マスト細胞 / ヒスタミン化 / トランスグルタミナーゼ / 走化性 / 翻訳後修飾
研究成果の概要

ヒスタミン化反応は、トランスグルタミナーゼによってヒスタミンが蛋白質に架橋される翻訳後修飾の一つである。本研究では、トランスグルタミナーゼ阻害または内因性ヒスタミン欠如が、マスト細胞のヒスタミンに対する走化性を低下させることを明らかにし、ヒスタミン化反応が細胞走化性という生理現象に関与している可能性を示した。また、内因性ヒスタミン欠如は、細胞の動きに関わる遺伝子群の発現を低下させることから、ヒスタミン化反応による転写制御の可能性も示した。

自由記述の分野

薬理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

ヒスタミンは細胞外情報伝達物質であると同時に、マスト細胞においては、細胞内においても翻訳後修飾により細胞機能を調節している可能性を示した点において、学術的な意義がある。ヒスタミンに対する走化性は、マスト細胞の局所集積および炎症遷延化の一因であることから、ヒスタミン化の阻害はアレルギー炎症の増悪を防ぐ手段となりうる。

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公開日: 2024-01-30  

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