• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2019 年度 実施状況報告書

新仮説に基づく前頭側頭葉変性症の発症メカニズム解明と治療薬開発戦略

研究課題

研究課題/領域番号 19K07329
研究機関東京医科大学

研究代表者

草苅 伸也  東京医科大学, 医学部, 助教 (10510901)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード神経変性疾患 / 神経細胞死 / 認知機能
研究実績の概要

培養細胞およびマウス個体を用いて、神経変性疾患の原因遺伝子変異による細胞死と発症メカニズムの解析を進めている。現在までに、関連するシグナル解析を行うための研究ツール等の確立ができており、十分な研究体制を整えることができている。これらのツールを用いた解析はすでに進めており、次年度以降は引き続き詳細な分子メカニズムの解析を進める予定である。さらに、培養細胞を用いた治療薬候補のスクリーニングツールも樹立できているので、これを用いて神経変性疾患の治療薬候補になり得る化合物および薬剤の網羅的なスクリーニングを進める。また、これら治療薬候補の有効性を検証するための神経変性疾患モデル動物の新たな確立と既存動物の用意も進めている。次年度以降は、これら実験動物を用いて、治療薬候補の有効性について個体レベルで検討し、根本的治療薬の確立を目指す。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

培養細胞およびマウス個体を用いた解析の大部分は予定通り進んでいる。しかしながら、コロナウイルスの影響により、年度末に予定をしていた解析を一時停止する必要が出てきてしまった。これを解決するため、別の解析方法等を現在立案しており、これにより当初に研究計画を十分遂行できるものと考えている。

今後の研究の推進方策

すでに確立している培養細胞およびマウス個体を用いた解析を研究計画に従って進める。コロナウイルスの影響によって不測の事態が起きる可能性があるが、代替可能な解析等について並行して進めることにより、この事態に対応し進める予定である。

次年度使用額が生じた理由

コロナウイルスによる外出自粛等の影響により、必要とする試薬等の購入が滞る可能性が予想されたため、当初予定していた解析を次年度に確実に行うよう研究計画を修正した。このため、今年度に計上していた研究費の一部が次年度に繰り越しとなったが、これらは修正した研究計画にのっとり、進める予定である。よって、本研究計画は問題なく進めることができると考えている。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2020 その他

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] Practical training of pharmacokinetics with an web-based simulation application2020

    • 著者名/発表者名
      Hara I, Suzuki H, Kusakari S, Matsuoka M
    • 雑誌名

      Nihon Yakurigaku Zasshi

      巻: 155 ページ: 51, 55

    • DOI

      10.1254/fpj.19057

    • 査読あり
  • [備考] 東京医科大学薬理学分野ホームページ

    • URL

      http://www.tokyo-med.ac.jp/pharmacol/top.html

URL: 

公開日: 2021-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi