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2023 年度 研究成果報告書

UCP1イメージングマウスを用いたベージュ脂肪細胞誘導メカニズムの解析

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07343
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

福田 綾  筑波大学, 医学医療系, 准教授 (50436276)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードUCP1 / ベージュ脂肪細胞 / 分化
研究成果の概要

肥満は世界的に深刻な問題となっている。肥満を解消する有用な候補の一つとして熱産生タンパク質UCP1を発現する褐色脂肪細胞やベージュ脂肪細胞が近年注目されている。我々は当研究で作製したUcp1欠損マウスにおいて恒常的にベージュ脂肪細胞の誘導シグナルが活性化されていることを見出した。Ucp1欠損マウスと野生型マウスのベージュ脂肪組織の遺伝子発現解析から酸化還元関連経路など複数のシグナル経路がベージュ脂肪細胞誘導に関与することが示唆された。また、同定した経路に関連する酸化還元関連因子の一つがベージュ脂肪細胞誘導に重要な働きをする可能性を見出した。

自由記述の分野

遺伝子制御

研究成果の学術的意義や社会的意義

ベージュ脂肪細胞は、寒冷刺激やアドレナリン等によって白色脂肪組織内に誘導され、褐色脂肪細胞と同様に熱産生機能を有する。ヒト成人においても褐色脂肪細胞が存在することが近年明らかになっており、寒冷刺激で活性化されるなどベージュ脂肪細胞に近い性質を持つと言われている。また、肥満度と褐色脂肪組織の活性には相関があり、褐色脂肪細胞を活性化させると安静時代謝量の増加が見られるという報告もある。これらのことより、ベージュ脂肪細胞の誘導経路を明らかにし、安全かつ継続的にベージュ脂肪細胞を増加させる方法の開発に繋げることができれば、肥満解消に大いに役立つと考えられる。

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公開日: 2025-01-30  

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