線虫ASPS-1はCDC-48とin vivo, in vitroともに相互作用していることを確認したが、ヘテロ4量体形成は観察されなかった。ASPS-1欠損株は長寿命であるが、DAF-18 (PTENホモログ) 欠損、もしくはPDZドメインタンパク質MPZ-1欠損を導入することにより長寿命性が抑制された。この結果は、ASPS-1が基質を捕捉するのに足場タンパク質であるPDZドメインタンパク質を利用していることを示唆している。ASPS-1欠損株では、匂い物質ジアセチルに対する走化性が消失すること、ARR-1欠損変異を導入すると走化性が回復することも新たに見出した。
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