• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

Molecular mechanism of the pathogenic protein interaction at the C-terminus of amino acid transporter b0,+AT/SLC7A9 in Japanese-type cystinuria

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K07373
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分48040:医化学関連
研究機関東京慈恵会医科大学 (2020-2021)
奈良県立医科大学 (2019)

研究代表者

Wiriyasermkul Pattama  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (80825836)

研究分担者 Kongpracha Pornparn  東京慈恵会医科大学, 医学部, ポストドクトラルフェロー (70817767)
研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードcystinuria / kidney / amino acid / transporter / structure / biogenesis / calcium / cryo-EM
研究成果の概要

アミノ酸トランスポーターb0,+ATは、糖タンパク質rBATとヘテロダイマーを形成し、腎臓でのシスチンおよび二塩基性アミノ酸の再吸収に機能する。rBATとb0,+ATのどちらかに変異が生じると、腎不全に至るシスチン尿症が引き起こされる。代表者らは低温電子顕微鏡技術と生化学的手法により、rBAT-b0,+ATの構造と輸送機能を解明し、シスチン尿症を引き起こす変異を含む、重要な構造情報を獲得した。また、b0,+ATの基質選択の鍵となるアミノ酸残基を明らかにした。この発見は、シスチン尿症の分子病態を説明する上で不可欠な手がかりとなる。

自由記述の分野

生物化学、医科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

rBAT-b0,+ATは、ヘテロ二量体アミノ酸トランスポーター(HAT)の一員として、腎臓でのアミノ酸再吸収に重要な役割を果たし、その欠損がシスチン尿症の原因となることが知られている。本研究の最大の成果は、rBAT-b0,+ATの構造および機能発現機構を明らかにしたことである。この発見により、HATの分子生理学的機構と疾患の病理学的機構との出会いが実現し、これまで長い間説明のつかなかったいくつかのシスチン尿症変異の分子病態を明らかになる。原子レベルでトランスポーターを直接標的とする治療法として、新たなトランスレーショナルリサーチが期待される。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi