• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2021 年度 研究成果報告書

後天的なNrf2活性化の獲得による食道がんの進展

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K07395
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49010:病態医化学関連
研究機関東北大学

研究代表者

田口 恵子  東北大学, 医学系研究科, 准教授 (20466527)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードNrf2 / 食道 / がん / 細胞競合
研究成果の概要

食道上皮細胞においてNrf2の発現が後天的に変動するモデルマウスを作製して、化学発がん剤による食道発がんの進展にNrf2がどのように働くかを調べた。食道上皮組織における部分的なKeap1欠失細胞の出現は、Keap1発現細胞にDNA損傷を与え、発がんの促進に寄与した。本研究は、食道扁平上皮がんの約30%を占めると言われているNrf2活性化がんの形成の理解に役立つ成果になると期待できる。

自由記述の分野

生化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

Nrf2活性化がんは、食道がんのみならず様々な癌腫で見つかっており、がん形成におけるNrf2の貢献は興味深いテーマである。Nrf2活性化を賦与した細胞からはがんは形成されず、むしろ組織から排除される細胞競合が観察された。本研究から、Nrf2の活性化自体は細胞のがん化には寄与しないことが明らかになった。Nrf2の活性化はがん形成の過程で獲得されて、がん細胞の生存に働くことが考えられた。

URL: 

公開日: 2023-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi