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2021 年度 研究成果報告書

non-TRU type肺腺癌の発生・進展の分子機構

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07441
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49020:人体病理学関連
研究機関筑波大学 (2021)
自治医科大学 (2019-2020)

研究代表者

松原 大祐  筑波大学, 医学医療系, 教授 (80415554)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードnon-TRU type / lung adenocarcinoma / TFF-1 / TTF-1 / HNF4alpha
研究成果の概要

Non-TRU typeの肺腺癌の分子標的は未だ未解決の分野である。我々は、non-TRU typeの細胞株で特徴的に高発現していたTFF-1に着目した。TFF-1はNon-TRU type、中でも、HNF4αを高発現する胃腸上皮型の腺癌で高発現しており、アポトーシス抑制や、Anoikis抵抗性に関与しており、治療ターゲットとなりうることを報告した(Matsubara, 2020, Cancer Sci)。また、肺腺癌において、CADM1が、Hippo pathwayを介して、腫瘍抑制的に働く、その機序を解明した(Ito, Matsubara. 2019, Cancer Sci)。

自由記述の分野

肺癌病理

研究成果の学術的意義や社会的意義

TRU-typeの肺腺癌では、EGFR変異、ALK転座、ROS1転座など、様々な分子標的が明らかとなり、予後の改善に貢献しているが、一方で、Non-TRU typeの肺腺癌においては、分子標的は定まっていない。Non-TRU typeの肺腺癌の中でも、胃型の性質を有するMucinous adenocarcinomaは、経気腔的に肺内転移を形成し、Stage I症例においても、極めて予後不良である。我々は、Mucinous adenocarcinomaなどのnon-TRU typeの悪性形質に関わる分子として、Anoikis抵抗性を促すTFF-1を見出し、新たな分子標的となりうることを示した。

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公開日: 2023-01-30  

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