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2021 年度 実施状況報告書

パイオニア転写因子BATF-IRF4複合体が制御するCTL分化機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K07476
研究機関金沢大学

研究代表者

倉知 慎  金沢大学, 医学系, 教授 (00396722)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワードCD8陽性T細胞
研究実績の概要

①BSL3施設は完成したが、学内の規制委員会(遺伝子組換え実験、動物実験、微生物実験)の審査などに時間がかかり、マウスのウイルス感染実験の開始が遅延した。2021年3月にBSL3施設の引き渡しを受けたが、空調工事の手直しが必要となった。また、BSL3/P3施設として学内規制委員会の審査をうけるにあたり、金沢大学では初めての施設であったため、金沢大学内の規程や細則などの法務面、運用マニュアルの整備に時間が必要となった。このため、BSL3施設として稼働できたのは2021年8月となった。
②マウスのTリンパ球を用いて転写因子のクロマチン免疫沈降が可能になるように条件検討を行った。
③LCMVマウス感染実験を実施し、系が作動することを確認した。Armstrong株を用いてマウスの急性感染モデルが作動すること、既知の抗原に対する抗原特異的CD8陽性T細胞応答が誘導できることをフローサイトメトリーで確認した。Clone-13株を用いてマウスの慢性感染モデルが作動することを、慢性期のウイルス量測定(プラークアッセイ)で確認した。
BSL3施設運用開始が想定より半年程度遅延したため、BSL3施設の利用が必須である本研究計画の進展も遅延することになった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

BSL3施設は完成したが、学内の規制委員会(遺伝子組換え実験、動物実験、微生物実験)の審査に時間がかかり、マウスのウイルス感染実験の開始が遅延した。BSL3施設では空調などにマイナーなトラブルがあり、手直し工事に時間がかかった。

今後の研究の推進方策

BSL3施設及び解析装置の準備が整ったので、in vitro, in vivoで実験を進めていく。

次年度使用額が生じた理由

COVID-19により当初の予定より研究が遅延したため、研究期間の延長を申請した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022 2021

すべて 雑誌論文 (2件) (うち国際共著 1件、 査読あり 2件)

  • [雑誌論文] Batf-mediated epigenetic control of effector CD8 <sup>+</sup> T cell differentiation2022

    • 著者名/発表者名
      Tsao Hsiao-Wei、Kaminski James、Kurachi Makoto、Barnitz R. Anthony、DiIorio Michael A.、LaFleur Martin W.、Ise Wataru、Kurosaki Tomohiro、Wherry E. John、Haining W. Nicholas、Yosef Nir
    • 雑誌名

      Science Immunology

      巻: 7 ページ: eabi4919

    • DOI

      10.1126/sciimmunol.abi4919

    • 査読あり / 国際共著
  • [雑誌論文] Transient Depletion of CD4+ Cells Induces Remodeling of the TCR Repertoire in Gastrointestinal Cancer2021

    • 著者名/発表者名
      Aoki Hiroyasu、Ueha Satoshi、Shichino Shigeyuki、Ogiwara Haru、Shitara Kohei、Shimomura Manami、Suzuki Toshihiro、Nakatsura Tetsuya、Yamashita Makiko、Kitano Shigehisa、Kuroda Sakiko、Wakabayashi Masashi、Kurachi Makoto、Ito Satoru、Doi Toshihiko、Matsushima Kouji
    • 雑誌名

      Cancer Immunology Research

      巻: 9 ページ: 624~636

    • DOI

      10.1158/2326-6066.CIR-20-0989

    • 査読あり

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公開日: 2022-12-28  

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