本研究では、新しいインテグリン機能阻害様式を有するα4インテグリンスプラインシングバリアント(α4SV)とメチマゾールによる自己免疫疾患への影響を検討した。α4SVは、α4とα9インテグリンとそれらが共通するリガンドのみの接着を阻害し、さらにTh17分化も抑制することで自己免疫疾患を抑制させる機能を有するとが分かった。メチマゾールに関しては、α9インテグリンスプラインシングバリアントSFα9と結合するFMO4機能を阻害し、α9インテグリン活性化を抑制させることが分かった。また、メチマゾールのマウスへの投与はα9インテグリンが増悪化に関与する自己免疫疾患マウスを抑制させることが分かった。
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