研究成果の学術的意義や社会的意義 |
緑膿菌の産生するExoA とよく似た構造と活性を持つ Cholix は、肝障害を引き起こす毒素である。 今回、Cholix の新規宿主細胞由来結合蛋白質としてProhibitin1,2 (PHB) を同定した。Cholix の細胞死に PHB が関与している事が分かった。ヒト由来不死化正常肝臓細胞を用いて Cholix による細胞内の mRNA, miRNA の網羅的解析(RNAseq 解析、マイクロアレイ解析)を行った。この解析結果は、これまで未知であった ADP-リボシル化による細胞死において、新規の宿主障害機構を見い出す貴重な基礎データとなると確信している。
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