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2021 年度 研究成果報告書

クレブシエラ菌の腸内定着阻害に関わる腸内細菌の同定

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07544
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49050:細菌学関連
研究機関慶應義塾大学

研究代表者

新 幸二  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (60546787)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードクレブシエラ / 腸内細菌 / 炎症性腸疾患
研究成果の概要

腸炎の発症に関与するクレブシエラ菌の腸内への定着阻害に関与する腸内細菌種をヒト健常者由来の便を用いてスクリーニングを行い、最終的に18菌株の細菌株セットがクレブシエラ菌の腸内定着阻害に寄与していることを突き止め、さらに18菌株が腸管炎症の抑制に関与していることを明らかにした。また、18菌株によるクレブシエラ菌の定着阻害は様々なメカニズムが想定されるが、細菌代謝産物や栄養競合により作用していることが示唆された。

自由記述の分野

腸内細菌学

研究成果の学術的意義や社会的意義

炎症性腸疾患はまだ根治療法が開発されておらず、治療薬の開発が急務である疾患の一つである。発症要因の一つに腸内細菌の異常が挙げられており、便移植等による治療法も検討されているが優れた治療効果は得られていない。本研究では、炎症性腸疾患の発症に関与しているクレブシエラ菌を腸内から排除するヒト健常者由来の18菌株を同定することに成功した。そこで、この18菌株を用いた、炎症性腸疾患に対する新たな治療薬や予防法の開発につながることが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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