研究課題/領域番号 |
19K07554
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49050:細菌学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
松永 哲郎 東北大学, 医学系研究科, 助教 (00723206)
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研究分担者 |
末田 大輔 熊本大学, 病院, 特任講師 (70750040)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | Helicobacter cinaedi / 活性イオウ代謝 / 細胞内寄生 / 潜伏感染 |
研究成果の概要 |
本課題研究では、ヘリコバクター・シネディによる新興感染症における病態発現機構の解明に向けた研究を展開した。これまでに、本菌が感染マウスにおいて骨髄中に長期間潜伏し、動脈硬化症の病態を増悪させること、さらに、感染マクロファージにおいてはオートファジーを回避し、ミトコンドリアのイオウ依存型エネルギー代謝をハイジャックして細胞内寄生することが示唆された。従って、本菌は細胞内寄生などの宿主との共生関係を構築することで本菌感染症の病態を増悪させる可能性が考えられ、今後の本菌の病原性発現と動脈硬化病因論の解明および予防・治療法開発への応用に向けて極めて重要である。
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自由記述の分野 |
硫黄生物学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
このような活性イオウによる親電子シグナルとオートファジーの制御およびイオウ呼吸によるミトコンドリア機能制御を基盤とした、H. cinaediの細胞内寄生性・骨髄内潜伏感染機構の解明は、全く独創的で革新的な研究アプローチである。以上より本研究の成果は、未解明な部分が多いH. cinaedi感染症における病原性発現機構の解明のみならず、動脈硬化症をはじめとする心血管疾患や生活習慣病・国民病の新たな予防・治療への応用に大きく貢献することが期待される。
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