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2021 年度 研究成果報告書

ERMタンパク質による制御性T細胞の恒常性調節機構

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07621
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関滋賀医科大学

研究代表者

平田 多佳子  滋賀医科大学, 医学部, 教授 (00346199)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード自己免疫疾患 / 制御性T細胞 / ERMタンパク質
研究成果の概要

免疫恒常性を維持する機序として、制御性T細胞 (Treg) による免疫抑制があり、一般的に知られるCD4陽性のTreg以外にCD8陽性の細胞系譜 (CD8 Treg) が存在することが知られている。本研究では、CD44、CD122を発現するマウスCD8 T細胞の中に、自己抗原ペプチドを提示したQa-1に結合する分画が存在し、この分画が免疫抑制活性を示すことを見出した。また、この分画は、一度も抗原刺激を受けていないにもかかわらずメモリー型の表現型を呈するバーチャルメモリーT細胞と類似する遺伝子発現を示すことを見出した。

自由記述の分野

免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

自己免疫疾患や臓器移植などにおいて免疫寛容を誘導する、あるいは逆に、免疫監視を阻害することで抗腫瘍免疫を強化しようとするためにTregを標的とした応用研究が行われている。Tregを標的とする治療においては、生体内での数・機能の制御が重要である。本研究成果は、Tregの特定のサブセットの表現型と機能の一端を明らかにするものであり、Tregの生体内運命を人為的に制御することによる効率的で副作用の少ない免疫療法につながることが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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