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2021 年度 研究成果報告書

抑制型免疫受容体が内因性脂質変化を感知して誘導する新たな免疫応答制御機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K07623
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分49070:免疫学関連
研究機関熊本大学

研究代表者

本園 千尋  熊本大学, ヒトレトロウイルス学共同研究センター, 講師 (10642910)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード免疫受容体 / 抑制型受容体 / 結核菌
研究成果の概要

免疫応答は活性型免疫受容体を介した活性化シグナルとそれを制御する抑制性シグナルとの正負のバランスによって適切に調節されているが、抑制型免疫受容体の機能は未だ不明な点が多い。本研究では抑制型免疫受容体が内因性脂質ならびに結核菌由来の脂質成分をリガンドとして認識することを見出し、そのリガンド構造についても同定することに成功した。結核菌感染において抑制性受容体欠損マウスにおいてT細胞応答が増強されることが明らかになった。以上から、この抑制型受容体の認識を阻害することでワクチンの作用を向上出来る可能性が示唆された。

自由記述の分野

感染免疫学

研究成果の学術的意義や社会的意義

免疫応答は活性化シグナルとそれを制御する抑制性シグナルとの正負のバランスによって適切に調節されているが、抑制化シグナルを担っている抑制型免疫受容体の機能は未だ不明な点が多い。本研究では、抑制型受容体の内因性脂質リガンドならびに結核菌由来の脂質リガンド構造の同定に成功した。また結核菌感染動物モデルにおいて、野生型と比較して抑制型受容体欠損マウスでT細胞応答が増強されることが明らかになった。以上から、この抑制型受容体の認識を阻害することで免疫応答を増強させる新たな免疫チェックポイント阻害剤の可能性が示唆された。

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公開日: 2023-01-30  

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